こんなところに原爆が?(1) ~新聞連載小説 ひこばえ 重松清

朝日新聞朝刊連載中の小説「ひこばえ」 重松清

孫が生まれる洋一郎の家族の日常とそれを波立たせる長年失踪していた父親の死。

重くなりそうなテーマなのに、明朗な挿絵の効果もあってか、面白く読んでしまう。

 

そんな話に唐突に

「原爆句集」という文字が入り込んでくる。(第4章 2018.8or9)

 

亡くなった父親の残した図書館の貸し出し本の「原爆句抄 松尾あつゆき」。

 

この本が、今後、どんな役割を果たすのか?それとも果たさないのか?

作者はどんな思いをもって、この本を配したのか。

 

連載の今後に期待します。