こんなところに原爆?(12) ~ #あちこちのすずさん  自分事としての継承の連鎖

NHKの「#あちこちのすずさん」。

このとりくみが素晴らしいと思う。

『#世界の片隅に』(監督・脚本 片渕須直/原作 こうの史代に触発されて(に違いない)、すずさんと同じように、戦時中の生活を送った方のエピソードを集める。

 

本人が応募する場合もあれば、子や孫や知人や・・が応募する場合もある。

内容は千差万別。

応募にあたっては、内容を子や孫が聞き取る場合もあるでしょう。

そういうきっかけになっている。再認識、再確認するきっかけになっている。

 

また、その内容を第三者が見て共感したり、初めて知ったり。

その第三者にとっても、戦争、戦時中というものが、色が付き、立体感のあるものに変わっていく。

 

 

他人事でなくなっていく。当事者ではないけれど、自分の感情が動いたからにはすでに自分のものだ。自分の頭でイメージできたからにはすでに自分のものだ。

 

体験者は確実にいなくなる。

でも体験者から聞いた体験を持つもの、

体験談を読んで感情を動かした体験を持つもの、

これは、別種の体験者だ。

 

www.nhk.or.jp

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戦争の話って、「こういうことがあったんだ」って力強く私は言えないので、なんかこういう絵であったり、本当に感じた感情を作品にすることで気づいてくれる人は気づいてくれると思うので、作品にしたいと思いますね。みんなが考えるきっかけになってくれたらと思います。

https://www.nhk.or.jp/gendai/kiji/150/index.html

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広島の高校生の被爆者の話を聞いて絵を描く取り組み。

これも、取組自体も素晴らしいが、取り組みを見聞きした人に少なからぬ印象を残す。

私は、あまりに感動したのでいろいろな人に話した。

あまりそういうことに関心がなさそうな人にも、最近若い人が「戦争体験を受け継ごうという取り組みをしていてそれが通り一遍ではなくて新しい取り組みになっているんだよね」と話したら「そういえば、広島の高校生が絵をかいていて・・・」とつながっていったのに驚いた。おそらくは強い関心のない人にも影響を与えるパワーを持った取り組みになっているのだと思う。

 

NHK#あちこちのすずさん#継承#体験#体験談#世界の片隅に

#広島#絵#高校生