給料の考え方で生活給というのがある。
生活するのにこのぐらいの額が必要だから、それを月の給料とする。
この考えで行けば、
生活のアウトソーシング化が図られていないエリアほど、物価が安い=給料が安い。
食料の自家生産力、育児介護の家庭内充足、住まいや町の共同体メンテナンス・・・
教育だって学校内の工夫で低コストに抑え、地域内で経済が回る形。
必要なものを貨幣価値に換算する必要がないから物価が安い。
地域内で充足する豊かなエリアといえる。
が、物価が安い=給料が安い=人件費が安い
から、他エリア(他国)から投資されたり工場が作られたりして、
投資がリターンを上げ始める。
人件費が上がる、物価が上がる。
一定のレベルまで経済成長もするが、人件費も高止まりしはじめる。
忙しいから、自家生産、自家充足していたものが、アウトソーシングされ、金が必要になる。
となれば投資家は、
あらたな人件費割安なエリアを探しそこで作るか、自らが高くて良いものを作るようにするか。
他者に作ってもらおうとすれば、際限なくエリア開発して、そこの自足社会を破壊して、ものづくりをしていく、のだと思う。
植民地やグローバル投資ってのはそんなものなのではないか。
自分自身の成長はないが、金だけは確実に儲かりそうなパターンだな。