銀行からなにを間違ったか高級クレジットカードのDMが届いた。
こんな世の中でもこんな贅沢をしてうれしいと思うのか?
と違和感と嫌悪感を覚えました。
空港で高級ラウンジが使えますとか、高級ホテルのなんとかとか、クレジット枠が数百万円とか。
飛行機なんて乗ってないし、何百万円の買い物なんてするわけないし、なにからなにまでターゲット違いも甚だしいのでしたが。
高級ラウンジの写真も高級ホテルの写真もまったく魅力的に見えなかった。
コロナ禍で追い詰められて今日のご飯の心配をしている、白いご飯以外のものを久しぶりに食べましたという人たちの存在が少なくないと聞く。
そのうえでこの贅沢をしたいと思えるかなあ。
しても恥ずかしいというか、気恥ずかしいというか。
ひょっとしてこういう贅沢をする人たちのしわ寄せかもしれないとまで思える。
こういう贅沢を「好き!」な人もいるんだろうなぁ。
贅沢を「好きではない」ではなく「嫌い」だと思えた初めての瞬間を、DMにもらいました。
ついでに、同封されている返信封筒。
長いことながめて。
この受付作業に携わる人は、この贅沢なDMを見ているかどうかわからないけれど。
おそらく贅を尽くしたサービスに申し込む人達とは、違う世界=私と同じ世界に住む人だろう。
その人に向かって、「これっ、どう思います?」って聞いてみたくなりました。
DMのチラシに、「事務に携わるご担当者様 このようなぜいたくをあなたご自身は魅力的と感じておられますか?」とペンで書いて、返信用封筒に入れました。
でも、結局投函せずに破って捨てました。
やってみればよかったかな、と時々思い返します。