白杖とエスカレーター

今朝、JRの駅のホームから電車にのった。

発車までに1分ほど停車時間があった。

白杖の若い男性が点字ブロックを杖で触りながらすいすい歩いていてすごいなぁと感心していた。

エレベータ&階段のところで曲がり(改札に行くのだから当然ですね)、

降りる側に向き直った位置が・・・

「えっ!」

思わず声を出してしまった。

見えないけどそこは上りエスカレータでは??

 

そばにいた若い女性が、肩をつかんで止めていた。

やはり上りだったんだ・・・。

 

あれほど白杖を使って移動するのに慣れているような人でも間違うって?

ひょっとしたら点字ブロックはひいてあるけれども、上り下りの誘導はされていない?

混みあう駅では、視覚障害があったら階段よりエレベーターを使いたいし、使うのが自然だと思うが。

一方で、時間帯によって上り下りが変わるエレベーターもあってその誘導はどうしたらいいのかという問題はある・・。

 

ひょっとしたら、誘導がないからエレベータ位置で人の気配やあがってくるエレベータ自体に触って確認している??

 

それはバリアフリーみたいでバリアフリーではないような気がするが・・・。

 

実態はいかに?

2.誘導案内設備に関するガイドライン ①視覚 ... - 国土交通省

001340866.pdf (mlit.go.jp)

 

の107ページには

視覚障害者におけるエスカレーター利用のニーズは高く※、エスカレーターを使用できる環境を整備する必要があると考えらえる。一方で、安全性への配慮が必須であり、視覚障害者誘導用ブロックの敷設に加え、音声案内などでエスカレーターの位置や行き先をよりわかりやすくする等の工夫が必要である。」とある。

 

確かに簡単ではないが、必要なことだと思う。

 

そして、音声ガイドや点字ブロックでの解決策を考えているようだが、

駅人員の配置にもっと余裕を持たせる、ではダメなんですかね。

 

救護にも余裕がなさそうだし。

ホームドア整備より安価にできそうではありますが。