ふるさと納税 ~コロナ禍に、「地元の税」を削って「ぜいたく返礼品」を求めている場合なのか?

コロナ禍の地方を、生産者を応援。

その方向性は素晴らしい。

 

でも、コロナ禍の税収逼迫、使いみちおおありの地元の税収を削って、贅沢な返礼品を求めるのは、なんだかなぁ。

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今日2020.12.15の朝の情報番組ZIP!で、「ふるさと納税の返礼品となっているはまぐり(千葉県いすみ市)」が取り上げられた。

 

コロナ禍で飲食店需要が低迷。いつもより量を増やして返礼品にしているという。

応援したくもなるし、応援のしがいもある。

と意気に感じる。

 

でもおかしくはないか?

意気に感じるのであればなぜ直接購入ではないのか?

応援するのであれば、身銭を切って、でなく、居住地の税金を削ってその地に回すのか?

 

番組でもしきりに「寄付金」といっていたが、あれは寄付なのか?

博多和牛の返礼品。およそ1万円安い寄付金で申し込めるようにしたところ、在庫切れになるほど人気とのこと。

 

寄付なら所得控除、ではないのか?

ほぼまるまる税金でモノを購入するような制度となっているのはおかしくはないか?

 

コロナ禍であればあるほど、自分の居住地でも税金が必要で、

しかも、収入が減った人が多い中、ただでさえ税収が低くなるのだ。

 

税制に聡いお金持ちたちのぜいたく品購入に、税金が流れているように見えて仕方がないのだが。