電力やガスの自由化で、市場競争が起こり、価格引き下げや効率化が図られるのだという。
知り合いの電気工事屋さんによれば、(ここからは専門的で間違っていたらご指摘いただきたいのですが・・・)
電気工事が終わって、書類申請をすると、自由化前は●日で処理されたのに、自由化後は、契約会社から東京電力に申請が回り、契約会社に処理終了が回り、契約会社から利用者に戻ってくるという次第で、1か月ほどかかったのだという。
書類のミスなどもあったのかもしれないが、驚くべき「非効率」である。
また、マンションの管理人さんによれば、
◆スマートメーターを取り付けたお部屋の契約は、退去と同時に電気が止まる。よいことのようだが、契約者がいない段階で入る内装工事や内見の時に電気がつけられないのだという。
強引に連絡して一時的に使うこともできるようだが、数十円の一日当たりの料金のために契約者名として管理組織を登録し、請求書の宛先を知らせるのだそうだ。あまりに小額なためか、請求されたことはないらしい。
◆ガスを東京ガス以外で契約した場合は、開栓だか閉栓だかをするために、契約企業の人と東京ガスの人が2人連れで立ち会うのだそうだ。
驚くべきはそれだけではなく、そのあとでもう一度東京ガスの人がくるという。
一度目は手続き上のため、二度目は設備上の目的、らしい。
これだけ手間が増えても、市場競争が働き料金が安くなるのはなぜだろう?
理屈に合わないと思う。
設備投資を下げるのか?
賃金を下げるのか?
ひとりでできていた(?のかな)ことを3人でやる。
その仕事自体、ばかばかしいような気もするが。
それともこれまでの料金がどれだけ高止まりしていたのか? ということなのか。
こんなに大掛かりでムダな方法以外で、是正することはできないのだろうか?
むなしい仕事、について、従業員からの声は上がらないのだろうか?
労働組合は、賃金だけでなくそういった問題も扱わないのだろうか?