森会長発言の「問題に仕方」スタイル ~自らと一体化した行動 野田聖子さん

森オリパラ会長の「女性の多い会議」発言。

関係者からも問題視されることになったが、その「問題に仕方」いろいろに注目したい。

 

1●例えば。#わきまえない女

会社やら地域やらさまざまな組織で、言挙げしては、同じような批判や差別にさらされた経験のある人たちからの反射に近い「反発」

→女性の多く、また組織内の女性のそばにいる男性にも理解されるのではないかと思う。

2●例えば。白い服行動

 上記の「真の反発」も含みながら、攻撃の一手に加えようという意図のある行動

→パワーのぶつかり合いは当然なのでよいと思うが、やり方を間違えると1への共感、同調が感じられなくなり、かえって反発を受ける可能性あり。

 

3●例えば。オリパラスポンサー各社からも批判

車内方針などの理屈にあわせて頭で考えての批判との印象が強い。「あれはまずいよなぁ」と思いながらも、グループ内部の上層部に批判を加えてよいものか迷っていたが、「批判OK」の流れができたので、「社の方針にも適合しません(みんなが批判している内容は当社とは関係ありません)」と切り離しにかかった、という感じ。

 

その中で、野田聖子さんの森会長の発言内容を問題としつつも、

白い服を着ての抗議に対しての「言葉の積み重ねが国会議員の仕事だ。自由だと思うが私はしない」「私の政治家としての歩みの中でそういう感性がありません。」とのコメントはステキだと思った。

 

自分のものとして自分のスタイルで抗議や意思表明することの大切さ。

 

まあ、自民党幹事長代行として、野党女性といっしょに白い服を着るわけにいかない、という面もあるかもしれないけど。

 

3の方々も、組織人だから自分の頭で、ってわけにはいかないのでしょうが。