労働組合の大きな役割は、賃金確保。そして労働条件改善。
それはわかるし、ありがたい。
でもその労働条件確保の中に、仕事の具体的内容の「目線あわせ」という視点が欲しい。
なんの目線か?
経営側→管理職→労働者。
ここの目線あわせですね。
経営者も管理職も、現場から離れている。
企業によって距離感はマチマチだろうが、多かれ少なかれ離れている。
その遊離が、不適切営業やデータ改ざんや不正経理や無資格者による検査や、その他もろもろの問題につながっているのだと思う。
チェックができない。
チェックの必要すら感じない。
ムリな数字や効率化を要求する。
ムリだと知っていて?それともムリだとすらわからなくって?
おそらく現場の人間は、「こんな仕事はおかしい!イヤだ!」と感じていたのではないか。
その時点で吸い上げられて、「目線あわせ」ができていたら、社会・世の中も損失を被らなかったのではないか?
これは経営側からはできない。
現場に存在するひとりひとりの人間への接点を持っている労働組合に期待したいことである。