持ち家主義は「いま」にふさわしいのか?

1●自分の本拠地を定めにくい、というか、定めない。

 田舎で生計が立てられた時代(農業・漁業の存在感が大きい時代)

  ↓ 

 都市に金の稼げる仕事があった時代(サラリーマンが増えた時代)

  ↓

 田舎でも都市でも仕事ができる時代(テレワークも始まった時代)

 

2●ライフサイクルによる必要な空間量が変わりやすい。

 三世代同居など年代を超えた変遷に対応

  ↓

 若年ひとり暮らし→夫婦→夫婦子供(幼児)→夫婦子供(一人前)→夫婦→ひとり→無人

 

3●長期財産はいらない。

 財産としての価値も変遷しやすい

 価値が出る期間も短い(自分にとって意味のある物件である期間)

 つまり、財産として相続したい人はいるのか?

 

1,2,3は関連しまくっているのだが、

つまり、持ち家はいらない、住み替えがふさわしいのが、いまという時代なのではないだろうか。

 

でも、それに対して、逆風となるのが・・・

「高齢者」などへの賃貸住宅の入居拒否。

 

時代は良質な公営住宅を必要としている。

政策転換を要望する。