言葉が自分に届く、ということ/きれいでも自分とつながらない言葉 ~選挙の言葉、政治家の言葉

飲食店の皆さんは、今回の都議選、どんな選択をしたのだろう。

医療関係者の皆さんは、今回の都議選、どんな選択をしたのだろう。

 ・・・言葉が自分に届いたと思う候補者がいたらよいのですが。

 

きれいな言葉だけれども、自分とつながらないと感じること。

選挙のための演説、政治家の言葉なんてそんなもんだろう、とこれまで思っていた。

 

でも。

自分にとって「違和感があること」「問題と思っていること」「変えてもらわねばと思うこと」などなどを取り上げるとき、具体的に、共感をもって言葉を発されるとき、

その言葉は自分とつながってくる。

一方で、同じことを問題にしていても、そのとらえ方が違うとき、概念的過ぎて本当に私のリアルがすくいあげられていないと思う時、逆に失望と変わる。

 

言葉が自分に届くということ。自分のための言葉だ、と感じられること。

リアルを共有すること、具体的であること。

 

飲食店の皆さんは、今回の都議選、どんな選択をしたのだろう。

医療関係者の皆さんは、今回の都議選、どんな選択をしたのだろう。

選ぶ候補者がいたなら、幸いだと思う。

 

産業がジリ貧なエリアで、トランプが言った。

「あなたの産業を守る」

決して彼を支持しないが、この言葉は響くなぁと思わざるを得ない。

実態を伴うこのような言葉を、腹を据えていえる政治家はいないのか。

 

そうでもなければ、

こんな世の中になってしまう。

 

イギリスの飲食店内で与野党の政治家のテレビ討論を聞いていた客がいったという。

「お前らの国だ。あたしんじゃない」