80代の親をもつ友人のところへ、某金融機関から電話がかかってきたという。
「お母さまが、契約をご希望されているので、同意をお願いしたい」
とのこと。
どんな内容ですかといっても、簡単な概要しか言わない。
金利とか手数料がかかるのか、等、重要な話はない。
友人は、母から事前に該当商品のチラシを見せられ、これを考えているんだけど、と相談を受けていたので、内容がわかったという。
その経緯もしらない、金融機関の担当者は、簡単な概要だけで同意を取り付けようとしたのだと。
「電話でいきなりそんな簡単な話で同意をといわれても」
「ホームページなどでその商品内容を確認できるのか」
「なんという商品なのか?」
等々聞き、事前に聞いていた母の話と一致するので、とりあえず同意。
クーリングオフが効く8日以内に、実家に赴き、内容を確認することにしたんだとか。
なんのために高齢者の契約に親族同意を追加したのだろうか?
形式的手続きを踏むため、だろうか。
まさに、「形だけコンプライアンス」
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それで思い出したのは、家族の保証人になるために契約書にハンコを押してほしいといったN生命。
契約の内容を事前に見せて欲しいといっても、冊子なのでコピーが取れないといい、
内容がわからないと出向いても簡単に押印ができないが?というと、来てから読んでもらっても構わないと。
コピーが取れない程大部なものを、出向いて行ってそこで読めと?
そうです。というので、会議室を取ってもらった。
そこで疑問点が出たらどうするんでしょうかねぇ? また出直します、ということになるんでしょうね。
考えてみれば、その内容を代理人に確認してもらう人もいるだろうに、
その場で読んで確認しろとは、あまりに横暴、実情に即さないのではないか?
こんなことが許されていてよいのでしょうか?
これまた「形だけ」。
同じ立場に立った皆さんはどうしているのか?
「形だけコンプライアンス」「形だけ手続き」を許しているのか?
同意を取るための手続き、プロセスの管理はどうなっているんでしょう?
関心があります。