電車内に、SOSボタンがあるのは薄らボンヤリ知っている。
何かあったら押すんだろうくらいの気持ちで見ているので、どの辺にあるのかなどは意識に上ってこない。
ここのところ電車内の事件が頻発した。
はじめの事件の時に、乗客が撮影した動画がニュースで流れた時、
乗客Aが車内のなにかボタンを押そうとしたら、「押さないほうがいい」というような声が聞こえ、その人は押さないでそのまま逃げていった。
それを見た時に、「どっちがいいんだろう?」と初めてギモンが芽生えた。
確かに、非常停止とかされて、密室時間が長くなる可能性もある。
乗務員が駆けつけてくれて、問題が解決するかもしれない。
ギモンに思っているうちに、事件が続き・・・。
やっと新聞にも、その解説的な記事が出た。(朝日20211114 31)
通報装置が押されたら、JRは基本すぐ停車、東急は対応可能な最寄り駅に停車。
国土交通省は、すぐに停車を、と各社に求めたとのこと。
国土交通省は、約10年前に利用者アンケートを行い、8割が通報ボタンの使い方を知らず、「押すとどうなるのかがわからないので押すのをためらう」と答えたそう。
10年経っても、状況はあまり変わっていない。
今回の記事で押したらどうなる、は示されたが、
乗客としては、すぐに停車されたときに、密室時間が長くなりかえって危険ではないか?と恐れるのだが。
停車してどうなるのかも知りたいものだ。