こんなことがあった! 強制退去 羽田

羽田近くの大鳥居に仕事で行ったとき、近くで(だと思う)、戦後、GHQによる強制退去があったという話を聞いたことがある。

空港だもんね。確かにありそうな話だ。

日本でも、そんなことが、現代といっていい時代にあったのだなぁ、と印象に残った。

 

残ったけれど、「話」として、その場限りで終わっていた。

が、掃除をしていて、掘り出された梱包材の新聞に関連記事を発見。

(20150905朝日新聞夕刊11)

ああこのことなのだと思ったので、引用。

 

「1945年9月21日に、帰宅するとGHQに退去を命じられた家族が荷物をまとめていたを。与えられた時間は48時間。川の対岸に移った。1952年に空港が返還され、・・・土地はすべて国のものになったと思っていた十数年前、所有権が元の住民のままの土地がまだ残っていた・・・」

 

国は、返還直後から買取を進め、その後判明した所有者にも無償譲渡を交渉。所有者、相続人も不明な土地については時効取得を根拠に東京地裁に提訴。

 

時効取得は所有の意思をもって20年間占有を続けると自分のものにできるとのこと。