日本は、アメリカの核の傘の下にいるから締結はもとよりオブザーバ参加もできない。
また、核保有国が参加していない会議には意味がない。
そんな声もある。
が、唯一の戦争被爆国として、核禁止への道筋をつけるのであれば、
~ 傘の下にいながら廃絶に向けた道筋を模索する
~ 核保有国にもその道筋への参加を呼び掛ける
矛盾したように見える行動に現実味、実態を与えなければならない。
むしろ複雑な情勢の中では
矛盾に満ちた捻じれた一歩こそが、リアルな核廃絶につながる道を探し当てるのではないか。
傘の下にいるから締結はもとよりオブザーバ参加もできない。
また、核保有国が参加していない会議には意味がない。
なんて、シンプルで素人臭いことを言ってる場合じゃあないのではないか。
核禁止条約を巡る世界は、だいぶ変化している。
にもかかわらず、2017年7月7日の採択以降、2018年26日にホームページに情報を出して以降、情報更新がない外務省ってのも、どんなものだろうか?
驚くことに、核兵器禁止条約全文は、英文のPDFとともに暫定的な仮訳がついているのだが、2018年以降3年を経て未だに「暫定的な仮訳」である。
「暫定」ってしばらくの間の仮の、とりあえずの、の意味ではないか。
本気度を問う。