長期視点にたたないと本質的な仕事はできないんじゃないかなぁ・・・

職場に工事に来てくれた方が、

「あー、ここの配線に余裕がないんだよ。

うちの会社だったらこんな工事はしないのだけれども」

「故障したり、あとからの変更にそなえて少し(線の数に)余裕のある配線が必要。

でも、コストを少しでも切り詰めようとすればこういう配線になるね」

「既存の線を活用できないから、あらためて追加配線工事をします」

といって、壁のコンセントプレートをあけたり、鉄?線をがりがり壁の中にいれたり、四苦八苦して工事してくれた。

 

内容はよくわからない。

けれど、初回の工事が余裕を持った材料で行われていれば既存の線を使って簡単に工事ができるところを、必要最低限の材料での施工であったために、初回と同じ工事を追加で行った、ということのようだ。

 

あー。前回もこの工事屋さんに発注していればよかったのに。

でも、それは、次回も発注してくれると思えばこその対応だ。

今回の工事屋さんは恵まれた環境で工事をしているのだ。

または工事費が高いのかもしれない。

 

ギリギリの材料で工事をして、工事費が低廉(かどうかはわからない)だったとして、

それは、利用者にとってメリットがあることだろうか?

 

それとも、備えがある方がメリットがあるだろうか?

 

いずれにしても、目先だけでなく、将来的な対応を織り込んでの仕事は、次回も発注されるはずという信頼関係がなければ、行われないだろう。

長期的な視点に立たないと、本質的な仕事はできないんじゃないかなぁ。

 

話はやや飛躍するようだが、

期間雇用者だけでいい、とは、経営者が本質を見て仕事を差配するから働き手は言われたことだけやってればいいというようにも見えるし、

短期であっても、つい本質的に動いてしまう働き手(人間?)の本性に対する信頼とも見える。

 

どっちも的外れな気がいたしますが。

来月、続けていないかもしれない仕事を真剣にやれるだろうか。

真剣にやれば続けさせます、というのだろうか。

それは本気の「真剣」だろうか。