親身になる、ということ ~どこまでをイメージできるか◆うちわの動く親心&アレルギー対策

寝ていてもうちわの動くおやごころ

エライ親だなと思ってきたが、自分が親になってみて、気づいたことがある。

親の都合もだいぶ混じってるぞ、と。

 

あつい中、添い寝する親が自分も半分寝てしまいながらも我が子をあおぐうちわの手が動いている。

子供に暑い思いをさせたくない親の心情という部分もありつつも、むしろ・・・。

 

暑さで寝苦しく夜泣き(昼寝かもしれないけど・・)が始まったら、本格的に眠れなくなるぞ・・・せめてうちわであおいで今のウトウト状態を保持したい・・・という親側の事情ってものあるんじゃないか?

 

それまでは「親の疲れ」「親だって眠い。寝たい」を理解していなかったので見えなかったのだと思う。

真夏に子供を寝かしつけたりしてみないと実感できないものだろう。

 

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アレルギーを持つ子供の対応として、

肌トラブルの場合、「かいちゃだめ」という。

食物アレルギーの場合は、「食べちゃダメ」という。

 

もっともだが、それができれば苦労はない。

もっともなことがすぐに実行できるわけではない。

子供のことがわかっちゃいない、ということになる。

 

実行への橋渡しをどうするか、ということだ。

それなしには処方箋とは言えないのではないか。

 

それを実際の生活の中で実現するにはどうしたらいいか?

新聞の記事によれば(朝日新聞20220504⑰)、

肌のケアとして、湿疹を手で触って感じることができるようにする。

薬の適量塗布を知る。という具体的な内容もあるようだ。

(感覚的には「こんなにたくさん?」と思うくらい塗る場合もあるらしい。でも医療関係者はそれをわかっていても、生活者はわかっていない。それで治りにくい例も多いのではないか?)

 

食物アレルギーは、原因物質を食べないこと、が第一だろうが、保育園、幼稚園、学校と親の管理下から離れた時に子供がどう行動するのか。

お弁当を持たせればいい、といっても、他の子どもとの関係でのハプニングやたまたま目の前にあった食べ物への興味。

我が子と言えどもその行動は、親だってわかるはずがない。

「大丈夫だろうか??」という恐れは当然で、どんな対策が取りうるのかは個人で考える領域を超えていると思う。

 

そこまで含めた処方箋が必要で、そのための情報の整理や発信が求められている、と思う。

 

問題の本当の解決になっていない処方箋が多すぎるのではないか?と思うのだ。