企業のデータ不正やルール逸脱の不祥事が止まらない。
いろいろな報道を見ながら、なんの根拠もないながらに斜めな視点で、思ったことを記してみる。
「三菱電機、原発変圧器も不正 火発も含め40年で計3384台」(20220422朝日㉜)
そんなに重要そうな機器で不正してしまうのか。とんでもない。
と思う一方で、
さすがにそんな大きな事故にもつながりかねない機器で、致命的な欠陥を見過ごすなんてことができるでしょうか・・・とも思ってしまう。
ひょっとして、求められている基準が異常に高くって、実態が適正だなどというより高い次元の判断があったりして・・・。
「三菱電機は「即時に故障や事故は発生しない」と説明する。」(同記事)
という。
この発言は、自信がなければできないような。
上記は、まったくの想像である。
が、もとの基準がおかしいかも、と思ったのは、下記のような話を聞いたことがあるからだ。
ありそうな話である。
●飲料水について。
「水道水の水質基準にのっとって井戸水を検査すると、50%以上の井戸水から大腸菌類が検出された。大腸菌群とは、おなかから出た糞便由来の大腸菌と似た性質を持つ菌類を十把一絡げにしたもので、土壌菌など自然界に普通にいる菌も含まれている。
保健所では大腸菌がでると「飲用不適」として指導していた。水道水の原水となる汚れた川の水より、井戸水の方が比べ物にならないくらいきれいなのに」
(ムラセ係長,雨水で世直し!秋山眞芸実 p94)
速度計の検査を省くなどの計6659台の不正車検。
元検査員たちは「検査を省いても数値に大きな差はない」「書類の確認だけだった」と。
民間整備工場の検査員は「みなし公務員」であり会社員でもある。
元店長は「売り上げのノルマがあり、適切な検査は時間がかかる」と話したという。
最短45分の車検もあり、どんなに切り詰めても時間は足りなかったとのこと。(朝日夕刊20220325⑨)
ムリな設定、ムダな項目がないのか?と疑われる内容だ。