「まずくなります」「不味い」 ~ 和菓子屋さんの思い切った表現◆川崎大師 住吉の久寿餅と仙太郎のくず桜

川崎大師 住吉の久寿餅(くずもち)の箱に

「●みつ、きな粉をかけて3分以上過ぎますと久寿餅の水分が出てまずくなります。」

と書いてあって、初めて見た時にはびっくりした。

 

消費者の意向を気にするような大企業には、使えない表現だ。

食べ物の箱に「まずくなります」はないだろう。

自社が自社に責任持てばいいだろ! 食品会社には不似合いな強い表現をもってしてもお客様によりおいしく召し上がって欲しいのだ!!!という心意気を感じる。

(勝手に)

 

そして、本日購入の仙太郎のくず櫻の説明書きに

●1~2時間冷蔵庫で冷やしてひんやり食べるのが美味しい。決して冷やしすぎてはならないところが厄介。冷やしすぎるとモチモチした食感がザクザクになり、不味い。

とあった。

 

出た!

「まずい」がここにもあったよ!

 

こりゃあもう

お客様によりおいしく召し上がって欲しいのだ!!!という心意気、に決定でよさそうだ。(勝手に)

 

こういった言葉は、「コンプライアンス」なんて言いがちな大企業には使いにくい。

心意気で、ぜひ使い続けて欲しいもの。

 

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店頭でも、冷やしていい水ようかんと箱を分けましょうか?と尋ねられた。

心意気のある食べ物を食べるのだもの、こちらも持ち帰ってから分けて保管する手間はいといませんとも。

「一つにまとめていただいて構いません。家で分けます」とお答えしました。