従業員への教育項目が多すぎるのでは???

確定拠出年金などを導入している企業では、投資教育を従業員に施さねばならない。

以前だったら、一堂に集めて説明をし、その場で質問&回答なんてこともあり、他の人の声も聞けたが、今は、資料をそれぞれが読んで、アンケートに答える形が一般的なようだ。

 

とりあえず、情報提供して、アンケートで「分かったよ」「理解したよ」との言葉が欲しいのかもしれない。そうじゃなければ、業務完了しないからね。

 

テレワークになったり、フレックスタイム制を導入したり、その都度、その内容や運用方法を社員教育しなければならないわけだが、これは教育する側もされる側も大変。

 

制度が変わるとなると、その①目的や②概要や③運用方法やらを説明するわけで、企画する側は、①目的、②概要には詳しくっても、(経営者や労働組合などに説明しなくっちゃならないからね)、③には重きを置かない(というか現場がわからないからイメージできないかもしれない)。

 

でも従業員側からすると③が最重要。

なにがOKで何がNGなのか。実際、勤務管理上の入力はどう行うべきなのか?

自分の業務の場合、こんなイレギュラー場面があるがその場合はどうするの?

 

この疑問への対策がなされてなければ、従業員個々人の負担は大きすぎる。

ここへの配慮が足りない(気づいていない)職場は多いのではないか、と思われる。

必ずしも業務への精通者が管理職となっているわけではない(!)傾向が強い今日この頃、サポート担当の設置などを要求するのも、労働組合の役割かもしれない。

むしろ、アウトソーシングしたほうが、問題の所在がはっきりしていいかもしれません。