器用貧乏、とは、なんでもできる人があまり厚遇されないよね、という意味で、【残念】というニュアンスを含んでいると思っていた。
が、最近、そうでもないのでは。と思えてきた。
だって、お金を山ほど持っていても大したことないぜ。
ものすごくお金持ちの家とかお邪魔することがあるけど、家賃が月200万円といったって、そこにあるのは、食卓といす、ソファー、寝室。台所、ふろ、トイレ。
それぞれの品質は高いんだろうけど、機能としては一緒。
人間の生活なんてそんなにかわるもんじゃない。
むしろ、エントランスに滝とか、クリスタル&プラチナの巨大な置物なんか置いてあった碑には、恥ずかしくなって引くね。
お金ってあってもたいしたことできないんだなぁって。
で、逆に欲しいものがあって、ネットで探してみた時に、自分の気に入るモノがない。
今、ダイニングテーブルの椅子の座面が汚れたので、椅子カバーが欲しい。
ネットで探す。
あれは色がイヤだ、これは素材がイマイチ、なんてやっているうちに、めんどくさくなって自分で作ることにした。
予算はもともと2000円から8000円で買えればなあなんて思っていたけど、1000円くらいでできそうだ。
自分でやれば、お金って使いたくったって(ま、使わないで済む方がうれしいけど)使えないもんだなぁ。
つまり、自分でやれる能力がある、もしくはやる気がある、ならば、貧乏でもダイジョブなんじゃね、という話。
食べ物も自炊できれば安い、モノも自分で作れば安い。