かつて、コメを菜箸やしゃもじで研ぐなんて!という批判があった。
伸ばした爪に傷つけたくないからなんてどうかしている・・・というもの。
当時、手で研がないなんて!と私も思った。
そして月日は流れ、今。
私も菜箸でコメを研ぐ。
かつても今も爪は短いし、手入れもしないので、爪やマニキュア、つけづめを守りたいわけではない。
では、なぜか。
加齢でしょうか?
手があれるのでハンドクリームを塗るのです。
夜の洗い物を済ませ(その中には皿だけではなく炊飯器中釜も)、しばらくして明日の朝のためのコメを研ぐ。
その中間タイムのためにハンドクリームを塗る。
水仕事を終えたら、即塗る。
塗らないと指先が乾燥して気持ち悪い。
さて、コメを研ごうとすると、塗ったばかりのハンドクリームが気になる。
そのままコメを研げば、ハンドクリームが溶け出す。
手を洗えばまた塗り直しだ。
きょうび、ごしごしコメを研ぐわけでもないのだから、菜箸なりしゃもじでかき回して軽くぬかを落とせばいいではないか。
あれっ?
とすると、かつて批判された中には、わたしと同じような理由の人もいたのでは?
爪を守るため、はまことしやかであったが、すべてではなかったのでは。