種苗法、種子法を考える ~ 「農の働く意味が変わってしまう」

一年かけて作物を収穫する。

とりわけできのよいものを来年蒔く種にとっておく。

そんな様子を見てきたものとしては・・・。

 

自家増殖がダメ、ってことは、

常に既製品を買ってくれということで、

畑と種と自分の共同作業は認めない、

ってことに見えるのだ。

 

自分の裁量で、よりよく育てた種を使う。

どんな風に育てたらよい種になるのか、その試行錯誤はできなくなる。

どうして? なぜ?

 

他に裁量を働かせる余地は、もちろんたくさんあるが、

肝心の種に裁量を働かせられなくなる理由がわからない。

 

裁量の範囲を削られたら、ただの労働、になってしまうではないか。

 

*種子会社への政治的配慮に見えて仕方がない、のはうがった見方、でしょうか。