姿勢に感化されるということ ~ 言問橋 東京大空襲追悼碑

真剣な姿勢に感化されること、がある。

 

「名も知らぬ2人、古老がつなぐ縁」

東京大空襲 追悼碑の手紙」

(20220309朝日夕⑦)

 

記事は、このような話。

 

言問橋浅草側の橋のたもとに東京大空襲の犠牲者の追悼碑がある。

その碑を清掃する80代男性。15年ほど前、定年後の日課に始めた散歩で碑を清掃する古老に出会い、手伝い始める。その後、「もう腰が立たない」という古老から引き継ぐ。

同じころ碑に花が供えられるようになる。

花屋さんによるものかと調べるもわからず、2021年5月になって花瓶に手紙をつけてみて返事を得る。

 

花を供えるのは60代の女性。

彼女は、15年ほど前にふと花を手向けると背後から「ありがとう」と声をかけられた。しばらくして再び供えた時もその古老がいた。

「なんだかバトンを託された気がして」、毎日手を合わせ、タイミングをみて新しい花を供える。

 

花瓶の手紙は40通ほど行き来し、同じ古老が2人にバトンを託したことを知った。

2人は互いの顔を知らない。

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古老の姿勢が2人の行動を生んだように思う。