新聞で見かけて注目した「はりぼて」。
富山チューリップテレビの2記者が、富山市議会の政務活動費に切り込んだドキュメンタリー。
半年で14人の市議が辞任に追い込まれた調査報道の顛末。
認められている金額までマックスまで使い切ろう。
制約があって活動しにくいから、項目変えてさ。方便だよ方便。
みんなやってることさ。
ちょっとおかしいけど、そんなもんだろう。
と市民も訳知り顔になりがち。
議会でなくても、企業でも、団体でも、組織の中には起こりそうなことだなぁ。
意識の共有がない限り、続いていくだろう。
金の出し主は、我々で、仲間内の選挙資金や冠婚葬祭、飲食費なんかに使われるために税金払ってるんじゃない!という態度を示し、緊張感を作らなければ。
「ちょっとおかしいけど、そんなもんだろう」などと相手に理解を示している場合ではない!
でも、地元で顔を突き合わせる相手に切り込むのは勇気のいることではないか。
どんな覚悟とどんなストイックなスタンスで切り込んだのか?
予告編を見たら、意外にもコミカル。
見たかったのに。
上映はほぼ終了。
機会があったらぜひ。
朝日新聞2020.10.30