OBC(オールド・ボーイズ・クラブ)への親和度について考える

企業内部にOBCオールド・ボーイズ・クラブ)的な文化はある。

上層部に醸成された不文律的な。

かならずしもボーイズに閉じているかどうかはわからないが

「多数派の男性が築いた暗黙のルールや約束に満ちた仲間内の閉じた世界」

とのこと。(朝日20210830夕刊)

 

その仲間と認められれば、安泰な感じ。

これは、うらやましい。

が、年功序列?上意下達?的な教育システムに抵抗なく乗れる人はよいが、

組織文化になじまない自営業、自由業、職人気質な人種は、もしOBCスカウトされても途中でドロップアウトしているように思う。

 

会社員の知人友人を見ていて、うまく流れに乗れている人は親がサラリーマンの場合が多い。

一方で、能力は高いのになぜか肩書が伴わない人(実務上の肩書はあるが、マネージメント職につかない場合が多い)は、自営業、自由業の家庭に育っている場合が多い。

OBC的文化への許容度が高い環境に育ったかどうか、が分かれ目ではないか?とにらんでいるのだが。

 

上記の朝日の記事に

「損保業界の女性は言う。会議で「この方向性はおかしくないですか?」と上司に異論を唱えたら、あとで別の部署の男性上司から「その言い方は良くないよ」と言われました。「おっしゃることはその通りです。でも」と言わなくっちゃって。できませんでした。何回か繰り返すうち、ばからしくなって、発言を我慢するように。組織にとっていいことなのかどうか」(朝日20210830夕刊)

まさに、この様子。

損をしてるのは、この女性なのか、組織なのか。

 

組織だと思う。

余裕があるうちは気がつかないだろう。