新聞の投書欄に、こんな声がのっていた。(朝日20210831)
偶然にも、言葉遣いに覚えた違和感を訴えている。
①千葉県知事が「事例をなくするように努める」と言ったのは、コロナ感染妊婦が入院できず新生児がなくなったことについて、だったが、その言葉に投稿者は「私の心は波立った。この新生児はコロナ医療行政の間隙を埋めるために生まれてきたのではない」
「新生児の旅立ちを単に「事例」と称するのは悲しすぎる」と。
②外国にルーツのある子どもの日本語指導や個別指導のことを言う「取り出し学習」。
「私は人間に対して「取り出す」という言葉を使うことに違和感を覚え・・・」
「子どもは物ではない。「取り出し」という言葉を安易に受け入れてしまう学校現場は、子どもの人権や能力主義について、真摯に考え議論する必要があると思う」と。
言葉からの違和感から、姿勢や立場が透けて見えることがある。