元従業員の窃盗により持ち出された権利書。
権利書の権利は実印までは盗まれなかったため、行使されることはない。
オーナー大城房子(原田美枝子)は弁護士に相談する。
相談した結果は・・・
「明らかな恐喝や、暴力行為が認められない限り、警察に通報しても経過観察になるんじゃないかって」
そうなんですよね。
以前手形詐欺事件にかかわったことがあります。
判断能力のない人に手形の裏書をさせた詐欺事件対応のお手伝いをしたのですが、
弁護士に相談すると、「相手に手を出させる(暴力を振るわせる)」などがないとちょっと手が出せないですねぇ、などと言われたもの。
武闘派の弁護士だと違うのかもしれないけれど、なんだよ、役に立たねぇなぁ、と思ったものです。
市民感覚では完全にクロなのに。
その時の記憶がよみがえり、詐欺師と電話した時のどすのきいた声など思い出して、「ちむどんどん(こういうネガティブなドキドキには使わない??)」してしまったもの。
でも、権利書を入手したチンピラ軍団は、その後、さまざまないやがらせを。
貼り紙はられたり、営業妨害されたり・
これは、さすがに警察通報でも動いてくれるんじゃないか?
と、そんなツッコミは置いておいて。
しかし、その前に 三郎さん(片岡鶴太郎)が解決してくれました。
ちんぴら軍団が店に乗り込んできたところにやってきた三郎さん。
ちんぴらの親玉が、昔三郎さんに助けられたことがあったらしく
「シベリアではお世話になりました!!」といって手じまい。
法律は無力でも、情義で動く。
うーん。これでいいのか?
弁護士の皆さんはどう思われます?
手を出される前に、対応できる便宜はないのかねぇ。