大切なのは商品サービスの「周縁」

「テクノロジーは高度になればなるほど、人がいかに簡単に使えるかが大事です。福島第一原発事故でロボットを投入した際に大変だったのは、現場の作業員にとって使いやすくすることでした。訓練所、マニュアル、教習メニューをつくってロボットの操縦者を養成し、改良の求めにも即座に対応しました。結果、ロボットは原発の冷却システムの再稼働に大いに活躍しました。技術は役に立ってなんぼ。どんなにすごいロボットをつくっても、現場で使えなければ意味がありません。」

千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)所長・古田貴之さん

20220320朝日㉘

 

実際に使いやすいか、が大切。

その使いやすさを作るのは、ロボットそのものというよりマニュアルや教習メニュー。

 

ロボットからすれば周縁ではある。が、そここそが、現場で使えるか使えないか、を分けるのだと思う。

 

周縁こそが肝。

 

そこに気を配れば、自然にロボットのインターフェイスにもフィードバックされ、使いやすいロボットにもなる。

 

商品サービスでも、支払い方法や書類様式、説明書、などが、本体と同等の価値を持つ、と思う。

 

わからないものに対して、人は価値を見出さない。