タイパ、コスパとか費用対効果とか。
つっまんねぇんだよ!
確かに、生産性とか効率化とかを追求できる人が世の中で評価される(出世している)感はある。
逆にいうと、出世しなければ、そんなつまんねぇ価値観にとらわれずに仕事できるって意味でもある。
仕事で出会う人々の中で、
出世ルート系の人間は、たいてい目がよどみ話に具体性がない。
上層部内で流行っていそうな「ビジネスキーワード的な言葉」を熱心に語っているがその内実が具体的ではない。
つまり、面白くない。上っ面をなぞる印象。
一方で現場をもって職人的に働いている人は、個々の生産性、効率化は追求しているが、必要とあれば、作業時間を延長して自分が設定するゴールにみあった仕事を完遂することができる。自分の裁量において。時間をかけるかけないを判断し、その結果を見通して作業内容を掌中にしている。
どっちの仕事のスタイルを好ましく思うか。
後者を好ましく思うなら、後者の道を選ぶことをお勧めしたい。
年収面では恵まれにくいのが現状だが、本来の価値を生むのは後者である。
(前者はブルシットジョブ、である)
年収面の獲得にもチャレンジしてほしい。
(余談)
目標達成率だけで生産性を図ることことはできない。
環境、市場、状況を判断できる能力(経験値含む)がなければリスクは取れない。
いわゆる「出世コース」的なルートに乗った人間が、その経験値を持っているか?
本人が持たなくても、的確に補佐できる体制が整えられているか、が重要だろう。
これまでは、いわれなくても補佐するものだ、という共同体文化が多少なりとも企業内に残存していたように思う。
その残存度が低い、もしくは現場意見の無視、が、企業不祥事の発生に色濃く反映されているではないか、というのが、私の仮説である。