行政システムに業者特殊仕様  ~ 理屈はわかるが許容できないハナシ(1)

行政システムを受注した際、業者が自社に有利な特殊仕様にして囲い込みを図る。

独禁法違反にあたるおそれあり。(20220209朝日㉕)

 

行政や納税者からすればけしからん話。

でも、必死こいて営業し開発した側からすれば当然そうしたい話。

 

開発会社からすれば、継続利用を見込めばこの価格でも折り合うが、時限的でその継続は別会社、なんて仕事はしたくない。

もっといえば別会社に開発されたシステムを途中から任される継続会社も、あまり筋のいい仕事と受け止めないのではないか・・・(不透明な部分もあるのだから)。

 

ちょっと考えても、誰にとってもあまりハッピーとは思えない仕事になっている感。

当初開発の会社によほどの落ち度がない限り長くお付き合いしたいのが、当然ともいえる。

記事にあるように、行政側に精通した人材がいなければなおさらだろう。

それが、不当な囲い込みとされる方がおかしいような気もしなくもない。

そこをおかしいなんていうから「特殊仕様」なんて、姑息なマネに走るのでは?

不当な高額請求が入っているか、関係性に甘んじて手を抜いていないか、チェックする機能を入れた方がよっほど本質的。

 

そうでなければ、

時限的な仕事でも、仕様を明文化する手数をかけても、

業者が十分コスト回収できる費用設定にするか・・・。

コスト高にならざるを得ないが、透明である。

 

現状の入札制度はコストしかみていないのではないか?

(知らないけど、そんな気がする・・・)

それでは、この解決策も難しかろう。

 

すべてが本質的ではない・・・。