わかっていないことを「やらねばならぬ」立場について・・

わかってないことをやるのは、良くないと思うのだ。

それは「できない」と思うから。

 

NHKで建築業界の問題についてやっていた。

施主がゼネコンに任せて、ゼネコンが一括受けして、各施工を発注するが、海外では建設コンサルが施主につき、施主が各施工会社に別々に発注するのだ、と。

 

施主に知識がないからゼネコンに頼る。

施主が知識がないから建築コンサルに頼る。

 

同じようだけど、大きく違うのだろう。

以前のゼネコンは現場の知識もあったのかもしれない。

が、いまはどうなのだろう。

今や、施主に忖度して「発表日決まっているから間に合わせて!」「納期守って」という傾向。現場の状況を施主に伝えて調整する機能が落ちているようだ。

 

現場から、「2交代にするなり考えないとガタが来る」と声を挙げても届かない。

6:30~23:00過ぎまで働いた、なんて声も。

それでもいいと考えているのか、過大に訴えていると考えたのか。

現場を見に来ればわかることである。

 

わかっていないことを「やる」のは、世の中の損失である。