ルールをつくるところ。
ところが・・・。
誰が見ても異論の余地ない当たり前のことは熱心に詳細まで説明する。
一方で、現実にはよくある少し変わったケースについては、見解を示さない。
本当はこここそルールを示す、もしくはケーススタディを示す必要がある。
実務が混乱して、無駄が生じるから。
しかし、たいていの場合、それは示されない。
既存の設備利用の場合の工事費は決まっているとする。
ただ「既存の設備利用」で、それに手を加える範囲はどこまでならOKなのか?
解釈がわかれる。
できるのにできないと答えることになるのか?
できないのをできると答えてしまうことになるのか?
できるものをできると答えるのか。
できないものをできないと答えるのか。
安全なのは「できない」といってやらないこと、と現場は判断しがちである。
チャレンジャーが、「本当はどうなのか?」と聞いて、その時その場での責任ある回答を得る。
しかし、それは組織に蓄積されない。
組織としての責任ある回答は、かくして永遠にできそうもない。
そして延々と同じことが繰り返される。
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既にある配線利用の施工というメニューがありその料金が決まっている。
そのメニューの中で何ができるかは解釈である。
「既にある配線」はそのままに先まで延ばす(例えば丸めてあるのを利用場所まで配管使って持っていくとか)のは、OKなのか?等 解釈がわかれる。