メディアで、PTAや町内会の活動が、「負担」に感じられる「今」のニーズとずれているとか、とりあげられることが増えている。
勇気ある誰かが「見直し」を言い出して、実行しているが、共感のすそ野は広そうだ。
すそ野は広いが、現実に「見直し」を言い出すのは、難しい。
新参の地域でPTAや町内会の役員を体験したものとして、現組織と負担・不満を感じる構成員の両方の言い分がわかる。
が、両方の言い分がわかる身でも、実際に見直しを言いだすのはハードルが高い。、と思う。
なぜって、いま、その活動を、一生懸命にやっている人がいる以上、「見直し」は、今の活動を否定するように聞こえてしまいそうだから。
決して否定ではないのだが、切り出せばそういう風に受け取られそうで、二の足を踏む。
どんな方法がなら、見直しのステップを踏めるのだろう?
みんなにアンケートを取る?
古いものをそのままに、新しい活動を提案してみる?
アンケートも技術がいる。
新しい活動を提案しても古いものをそのままに採用されたら、負担は追加されるだけ。
組織は、常に、自己活動の見直しを図り続けるべきだろう。
組織自体が、見直しを図る機能を内在させるべきなのだ。
棚卸を、3年に一度くらい組み込んで。
たとえば会長が変わるときに、会長自身が構成員に尋ねてみる。
でも、会長がやめようというときに、任期中の活動を否定するような声も出しにくいかなあ。
出しにくくないように、しくみをととのえる必要はあるかもね。
嫌われる勇気のある構成員がいる組織だけが変革できる、のでは、
もったいないと思うのだけど。