「お助けカード」を! ~ お手伝いの《意思》と《知識》の表明として

耳が不自由「お助けカード」を!の新聞投書を見た。(20210912朝日)

 

「様々な場所に老眼鏡が置かれていることがあるが、その隣でもいい「お助けカード」を備えて欲しい」というもの。

 

投稿者は聴覚障害があり、配慮を求めたいことを表明する「カード」を使いたいということだった。

読んだ当初、店や施設に備えてもらうより自分で持っていた方がいいのでは?すぐに提示できるし・・と疑問に思った。

そのあとよくよく考えてみると、その場所の従業員が対応の仕方をわかっていなければ意味がないのだと気がついた。

 

「お手伝いしますよ!」の意気ごみだけではなく、「どうお手伝いするのが効果的なのかを知っていますよ」の表明だとすれば、より意義深いではないか。

 

この投書も「筆談を知って、応じて欲しい」という別投書(20210726)に呼応しての投稿である。確か、「「筆談をお願いします」というボードを出すが、ところがその反応は・・」という内容であった。

 

聴覚障害に限らず、障害への対応の仕方を心得ています、という店舗・施設側の表明は、一定のガイドラインによるものであれば互いにわかりやすいし、場所による差異も避けられる。

 

その①ガイドライン、②カード を様々な店や施設、窓口などに普及させたら便利ではないだろうか。