「え? 熱意持って働けないなら、即解雇だな」
という声が聞こえるようだ。
でも、持続性がない働き方では、誠意は期待できても、熱意は難しいと思うな。
定型業務は求められる水準はこなすかもしれないが、カイゼンや提言や、よりよく遂行しよういう試みはモチベーションを保てないと思う。
保てると思うなら、バカなんじゃないかと思う。人間をわかっていない。
「熱意なんていらないんです」というかもしれない。
なるほど。事業者として失格じゃないかと思う。
熱意なしに働けるほど、人間は機械的ではない。
雇用が不安定になると、何が得策か要らぬことを考えるようになる。
業務だけに集中できなくなる。
それでもよい、と考えるのだな。
下記は、学校現場の非正規雇用についての記事。
会社組織の非正規雇用、正規雇用でもその終末についてもまったく同じこと。
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「消えゆく 未来育む大人の近未来 非正規雇用に満ちた学校現場」
東畑開人(朝日20240320⑬)
中にはこう語られる。
「たとえば長期的な展望をもって子供の問題と向き合うことが難しくなるかもしれない。職場が抱える問題に対し見て見ぬふりをしやすくなり、自分なりの教育スタイルを作り上げることよりも、上司から眉をひそめられないことを優先するかもしれない。学校から未来が消えるとはそういうことだ」