公園の伸びた草に思う  ~ 地域通貨でボランティア

公園に夏草が伸び放題。

猫じゃらしも穂をつけ、雑草の花が咲く。

夏の後半には、行政の草刈りが入るが、まあ、そのころには種は落ちちゃうわけで、来年も茂り放題というわけだ。

 

最近、居酒屋がコロナ自粛で閉店時間が早いせいか、公園で飲み食いしたあとの残骸も残されている。

「誰が片付けんだよ」

公園前のコンビニのものとおぼしきレジ袋もある。

 

コンビニさん、片付けてよ!と思いつつも、

町内の公園だったら、町内のボランティアでやってもいいな、とも思う。

単なるごみなら、今日はごみ収集日だし集めて集積所に出してもいいけど、

このチューハイの空缶たちを洗って保存するってのは・・

 

町内会で保存所つくってくれるんならやらないでもないけれど、

毎日できるわけでもないし思い付きでそんなことされても迷惑だろうか・・・。

 

気がついたときに負担なく、もしくは負担があっても報酬もあるしくみが考えられないだろうか。

 

たとえば、

●●区のボランティア登録サイトに、参加者登録。

「明日、公園の草刈りします」と登録すると、

「●●商店で、<草刈りセット>を受け取って下さい」

と返信が来る。

当日、●●商店にいくと

<草刈りセット>が渡される。

セットの中身は、①鎌②ビニール袋③手順書だ。

そのほかに、タオル、軍手、帽子も貸し出しの準備はあるが、持参してもらうことを推奨している。

 

商店のご厚意で、お茶のペットボトル1本もいただき、作業開始。

午前中、10時から12時まで作業するつもりだったが、

意外にも暑かったので、11時半で切り上げる。

それでも、ビニール袋に8袋も草が積みあがる。

 

その草袋の写真を撮り、行政に送る。

と同時に、●●商店のおばちゃんに見せると慣れたもので、

「8袋ね。1袋200円換算だから地域通貨クーポンは1600円分。

お疲れさま~」

とクーポン券を手渡してくれる。

 

これは、●●区内の参加商店で使えるクーポン。

聞くところによれば、商店側からも協力金も出ているし、行政からも商店活性化のための費用のほか公園美化、町内会活性、区民活動振興、いくつかの部門横断で費用(補助金助成金?)を持ち合っているらしい。

 

けっこう、意味のある活動じゃない?

 

ひとりでも、大人数でもできるのも機動力がある。

 

今の時期にやって!という時にも、SNSなど使ってすぐによびかけられそうだし。

 

ちなみに出した草袋は公園の隅においておくと、次回のゴミ収集車が運んで行ってくれる。通常は集積所になっていないけれども、行政側におくった情報がごみ収集側に連携される。こういうことにこそITを使わなくっちゃ。

 

以上は、公園の夏草から発した妄想ですが、実現可能。

ぜひ、一緒に作っていきませんか?