賃上げ、可処分所得アップ。
歓迎したい要旨である。
要旨より発表用資料で一歩踏み込んだ内容の方が、具体的に共感できる。
現状が、「物価上げてるだけじゃないのか」「企業だけがもうけてるんじゃないのか」「格差広がってんじゃないのか」「ひどい状況にある人はけっこうな割合いるんじゃないのか」。
我々がうっすら感じていることを書いているので、共感もできる。
もう一歩、「我々生活者がうっすら感じている現状認識」が客観的に見て、本当にそうなんだよ。というところを見せて欲しい。
自分のうっぷんを晴らすためにネガティブにとらえている「現状」なのか、本当に変えるべき現状なのか。
マジメな生活者は、そこの判断もしたうえで、支持先を決めたいのだ。
これじゃあ、わからんのだよ。
うすうすそういう問題があるのは知っている。
けど、この表現じゃあ、生活者の我が事にはならないわけで。
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アベノミクスによって事実上の財政ファイナンス化した弛緩した金融政策について、市場と丁 寧に対話しつつ、正常化を図っていく。
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つまり、国家が使いたいカネの供給源と化し、返済予定もない通貨を刷りだしてしまってきたが、次世代に付け回した借金を少しでも解消すべく・・・ということなのか。
その使途がどういうものであったのかを具体的に描くだけでも、支持層は広がりそうだがな。