移動の自由ということ

80代半ばの彼女を見ていて、思う。

歩くことが自由にならない時期が誰でもいずれはくるのだ、ということ。

歩く能力を維持する努力はしても、進みが思うにまかせない、ということはあるのだ。

 

そんな彼女と外に出ると、

タクシーで駅まで移動しても、降車してからホームまでが大変なのだ。

  どのくらいの距離が必要なのだろうか?

  どの時間帯ならゆっくり歩いていても大丈夫だろうか?

   (殺気だったラッシュではないか)

  エスカレータ、エレベータがあるのはどちら側だろうか?

 

力任せに歩いて探すわけにはいかないので、情報が欲しいのである。

 

 

先日は、車いすの人が駅の入り口でエレベータの位置がわからず苦労していた。

入り口に各種サポートツールの配置図を置けないものなのだろうか?

車いすや足が不自由な人なら、どちらの入り口からのアプローチが楽なのか、

その情報が、入り口のどこに掲示されているのかが統一されているといいのではないだろうか?

(入って右手とか改札の脇とか切符売り場とか・・・)

 

各駅の事情があるといわれそうだが、利用者の事情もある。

どこにあるのか捜し歩くのが大変な人もいるのだ。

 

看板にできないならQRコードでもよい。

情報がないよりなんぼかましだ。

階段があるのか、距離はどのくらいなのか。

エレベータは、何号車の位置にあるのか。

 

事前に確認できるように、インターネットでも発信してほしい。

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無人駅問題がある。

 

コスト重視で人が置けない、というなら、地元ボランティアを駅に詰めさせてくれるとか。

駅で、ボランティア募集、させてくれるとか。

外部と連携して問題を解消するアクションをお願いしたい。