「通信の自由化」は、競合企業を作って競争させる市場参入の自由なのではないかと思っていた。たいていそう説明される。
でも、
「回線の用途の自由化」という側面があったのだ!
=メッセージ交換やデータ通信利用に煩雑な手続きがいらなくなった
木暮仁さんは、下に紹介するページで紹介されている。
目の覚めるようなご指摘。
おそらく事実として記載されたのであって、指摘ではないと思うのだが・・。
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1985年 通信の自由化
1985年に、電気通信法の抜本的な改正が行われ「通信の自由化」が実現した。それまでは通信回線は郵政省の電信電話公社が管理しており、一般の回線を電話以外で使うことは「原則禁止」で認可制だった。企業間でメッセージ交換をするには煩雑な手続きが必要であり、まして個人がモデムを使ってインターネットを利用するのは不可能に近かった。
通信の自由化により、公社はNTT株式会社に民営化され、回線利用は「原則自由」になった。これにより、日本でのオンライン化は急速に普及した。
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目から鱗が落ちるかのような・・・。
たしかにそれはインパクトがある。
手続きが煩雑だと普及しない。
サービスそのものの良否だけで市場は動かない。
使いやすさ、導入しやすさ、手間がかかるか、わかりやすいかetc。
電気やガスなどの自由化も、競争によって料金安くなる、以外のインパクトがあるのかもしれない。
そうでなければ、ちょっとの料金差を狙ってむしろ手続きが「煩雑化」しているアホな状況が説明できないものね。