新聞のインタビュー記事を見ていたら、その記事の本題とは全く関係なく
「模擬原爆が落とされたんですよ」との発言がのっていた。
模擬原爆?
なんだそりゃ?
ネット検索。
いろいろなサイトがある。
まとめてみると。
原爆を投下する前に、米軍は、目標地点に爆弾を落とすための、そして爆弾を落とした後に衝撃波に巻き込まれずに退却するための練習を行った。
長崎に落とした原爆と同じ型、同じ重さ(約5トン)の爆弾を、日本への空襲の中で実戦投入していたのだ。
丸っこい形からパンプキンと呼ばれたとのこと。
1945年7月20日から8月14日にかけて、計49発が日本全国に投下された。
新潟、福島、静岡、富山、茨城、東京、愛知、岐阜、福井、三重、滋賀、京都、和歌山、兵庫、大阪、徳島、愛媛、山口。
全体で死者400名・負傷者1200名を超す被害。
なんというか。
原爆についてより実態に迫った感じ。
あの惨劇の、練習、訓練をしていたとのこと。
考えてみれば、そりゃ訓練するだろうとは思う。
が、より冷徹な印象も受ける。
そして、着弾地を見てみれば、意外にも身近な地点があるのではないか。
東京でいえば呉服橋。あの場所が、原爆と直結しているのだ。
そして2発の原爆を落とした後もなお、8/14まで
模擬原爆を落とし続けているのだ。
なんというか。
もう、これを知らないのは認識不足、だ。
知った以上は知らなかったことにできない。
と
「若おかみは小学生!」シリーズの 令丈ヒロ子さんが、「パンプキン!模擬原爆の夏」を青い鳥文庫から出されている。(2019年)
読んでみようと思う。
#原爆 #長崎 #広島 #模擬原爆 #パンプキン