展示が物足らない理由について考えた ~博物館、資料館の類

博物館、資料館では、いろんな物事を知ることができる。

でも。

だ。

何か既存の知識をなぞる感じで、新しい発見にいたることは少ないように思う。

なにか物足りない。

 

戦争関係の展示だったとしよう。

 

赤紙召集令状)がある。

風船爆弾がある。

焼夷弾がある。

 

実物をみることができる。

それはスゴイことだ。

 

でもしかし。

例えば、

風船爆弾なんて今考えるとバカげたこと、と思う人もいるかもしれない。

風船爆弾で何をどうしようと思ったのか?から疑問を持つ人もいるかもしれない。

実際に軍用として威力を持つものだったのか?

誰が考えて、誰が許可して、いくらくらいかけて、どのようにどこで作られて、どうやって発射(?)しようとしていたのか、いくつぐらい実際に飛ばされたのか。

バカげたことと思うのが妥当なのか、そうでもないのか。

 

実物を見た時に自分の中に巻き起こる疑問に答えて次のステージに上げて欲しいなと思うのだ。

 

そりゃ人それぞれの疑問ではあるけれども、一般の人はどう受け取り、どんな疑問を持つのか、の洞察、もしくは判断?決断?の度胸なくしては次のステップには進めないように思う。