生産性向上、効率化を阻む【ローカルルール】が生まれるワケ ~ 経営者&役職者&事務方に見えていない理由

企業さんの中で、同じ社内でも地域によって、部署によってルールが違うという例は多い。

 

そんな例をいろいろ見聞きした結果、共通する問題があることに気づく。

 

●主管の部署が、実務におとしこんだ具体的なルールを作っていない。

(木で鼻をくくったような事実のみの資料を提供する。解釈が分かれても関与しない)

●考えられる疑問に応える情報が提供されていない

(実施当初はしかたないが、同様の疑問が山と寄せられてもいつまでも情報提供しない)

●提供情報量が多い

(実務に必要な情報がすぐに発掘できない。やむを得ず欲しいところだけをつまみ食いした結果、様々なローカルルールが生まれる)

 

全体を理解している人間(主管)が、実務に携わる他部署とやり取りをして【具体的なルール】に落とし込んだうえで、展開すれば、相当に生産性は上がると思うのだが。

 

やっているよ、というかもしれない。

でもその時に、意見照会する先の他部署の相手は、実務に直接携わっていない【事務方】が多いのでは?

それは、同じ部署とはいえ、全く異なる世界の人間であって、【具体的なルール】に興味はないので、意味がない。

 

経営者の皆さんは、このような実態をお気づきになっていないでしょうか?

お気づきになっていても、ご自身が実務の実感をお持ちでない場合は、カイゼンの道筋がつけられないのかもしれません。