統計不正  真相はムリだと思うので「推論」提示と「難ありデータ」表示を

2013年4月から受注実績の二重計上が生じ統計が過大になっていた国土交通省の「建設工事受注動態統計」。

 

なぜ?といわれているが、真相を確認するのは難しいのだろう。

でも統計は、何をどのように答えてもらうか、集計するか、そこから何を見るか、仮説に基づいて設計されると聞く。

どこをどのようにいじったのかがわかれば、その意図はいくつかの推論として提示できるだろう。

 

その「推論の提示」、はしてもらいたいと思う。

真相までは求めない。きっとわからないのだろうから。

 

そして正しい統計数値は、もはや望めないのだと思う。

それであれば、書き換えのあった数値やその分析データには、すべてその旨の但し書きをつけて欲しい。

どんなにお堅い組織でも誤ることがあるのだ、と知ることは、正しい統計数値を知ることに匹敵するくらい、重要なこと、だと思う。