リスクをどこまで予知できるのか ~電子決済不正引き出し

ドコモ口座の問題。

問題が起こってから原因をたどれば、「そりゃまずいよね」とわかる。

 

でも、サービスとして始まるときは専門家たちが考えて「これでヨシ」としてスタートしているわけで。

本人認証に甘さ、とあるけれど、それはきっと登録も簡単。

登録が面倒だと、登録者は伸び悩むわけで、そのバランスは悩ましいのだろう。

 

サービスは開始されてから、機能が追加されたり、連携先が追加されたり、複雑化していく。

どこにリスクが潜んでいるか、一筋縄ではいかない。

 

 

連携先企業のサービスの中身まではわからない。

わからない者同士が結合したサービスを、消費者はどう判定したらよいのだろうか。

 

問題に提供企業が気づくまでの間は、被害が出ても取り合ってもらいにくい。

「こんな問題があった」と訴えても、たらいまわしされるだけ。

そりゃ、末端の店頭やコールセンターなどでは判断できないわな

被害が一定の数(いったい何件くらいだろう?)出て、本社組織が動き、初めてまともに考えてもらえるのだろう。

 

不便でも、シンプルなサービスに回帰した方がよいかもしれない。

すくなくとも、わずかなポイントに魅かれて、わからない(提供企業ですらも)サービスに手を出すのはやめておこうと思う。